対外試合を行ったことのないこのチームをロールプレイングゲームの主人公に例えると、この主人公の成長の中にジャイアントキリングは一切ない。言うなれば、生まれ育った村の周りをぐるぐると徘徊しては、目の前に飛び出してくるスライムをひたすら倒しては村へ帰るだけなのだ。傍から見れば、完全に井の中のなんとやら。これがなかなかどうして面白い。
【第2話】Team History 2011-2019
読者の方がもし、毎熊が悪者に映ってしまっていたら誤解しないでほしい。間違いなく、毎熊と同じだけ自分にも非があった。毎熊は、自分を許してくれてありがとうと言ってくれたけれど、こちらこそありがとう。人の意見に噛みついてばかりだった自分が、他人の意見に耳を傾けるようになった。そうさせてくれた大きな要因が、この毎熊との衝突だったことを忘れないでほしい。
【第1話】Team History 2011-2019
これは、自分が所属するバスケットボールチームの、発足から現在までのおよそ8年間の記録。誰の目に留まるかも分からないこの空間で、ひとつずつ、少しずつ綴っていきたいと思います。真面目でつまらない記事になるかもしれませんが、どうかこの記録に目を通された皆様、長い目で見守っていただけると幸いです。