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エッセイ

やりがいって、なんですか。

近ごろ、めっきり寒くなって来た。昨年の今ごろは、東京へ長期出張するための準備をしていた。年明けから始まる1年間の単身赴任。都会へ移り住むことに対する淡い期待と、家族も友だちもいない大きな不安が入り混じって、少しずつ淀んでいく空のような心持ちの日が続いていた気がする。

インタビュー

私は、人に助けられながら生きてきたんです。

転職する前に比べて、出勤時間が大幅に遅くなった。以前の仕事では家を出るのが6時20分。いまの仕事は早くても8時20分。時間は朝も夜も同じように進むけれど、朝の2時間に余裕が生まれると生活に与える影響がとてつもなく大きい。それなのに、僕は転職前と変わらず「やばい!バスに間に合わない!」なんてことをよくやってしまう。

インタビュー

自分の心の在り方を考えると「楽しく生きてればいいや!」くらいがちょうどいい。

この1年で、僕の子育てに対する価値観が大きく変わった。正確には、僕たち夫婦かもしれない。小さい頃から週末は家族で過ごすことが当たり前の家庭で育ってきた僕たちは、自分たちに子どもが生まれてもそれは変わらない。そういう価値観の中で生きてきた。交際している間に保育士になるという夢を叶えた妻は、事あるごとに「仕事が休みの日に…

エッセイ

僕が足を踏み入れた居酒屋は、とてもとても密だった。

— 8月1日、空いとる?— 18時半に仕事が終わるので、それから大丈夫です!そんなやり取りをしてからというもの、あっという間に過ぎ去ってしまった7月。新しい職に就き、レジに打たれながら仕事を覚え、時たま波のように押し寄せる会計をバンバンと済ませられるようになった頃からイベントを企画した。ゲストを呼んではひたすら話し、…

エッセイ

もし、一生の中で話せる言葉の数が決まっていたのなら。

東アジアにある、小さな島国の西の果て。GoogleEarthが長崎県に向かってぎゅう〜っと寄っていく画を言葉にすると、そんなところだろうか。更にそこから南側にある長崎市の、また更に南側から文章を書き始めて、約1年の月日が流れた。色々な出会いや繋がりに恵まれて、いまは個人で運営しているこのサイト以外でも筆を執らせていた…

エッセイ

人は、仕事じゃなくて居場所を探す生き物だから。

—私はコンテンツを持ってないから。先日インタビューをさせていただいたn-spaceの友さんと話をしていると、よくそんな話になる。すると、同じくn-spaceの立石さんが決まって「中村友がコンテンツだから!」と諭すのだけど、当の本人は腑に落ちていない様子。—ちょーのは文章も動画もあるから。これはその2人からよく言われる…

インタビュー

「先を見ているリーダーと、熱を伝えていく私。」模索する地域コミュニティの形。

本を読むことが大好きだった少年時代。小学校3年生の頃から特に夢中になっていたのが、講談社・青い鳥文庫の「パスワードシリーズ」。電子塾という通信教育サイトで出会った小学生たちが、電子探偵団として様々な謎や事件を解決していく物語だ。当時からドラマや映画の世界に影響されやすかった私は、このときも迷うことなく触発されて…

インタビュー

誰かと一緒に食事をすることは、凄く素敵なことなんです。

— 早く食べてしまいなさい!この言葉に怯えてしまった小学1年生、当時6歳の私。大きなランドセルを背負ってくぐる門の中は、たくさんの友だちと楽しく過ごせるテーマパーク。机にはポケモンの筆箱を自慢げに置いて、先生の問いかけに大きな返事で答えて、休み時間になるとボールを持って校庭に駆け出す。転んでケガをしても、誰かとケンカ…

エッセイ

宝物をなくしたのは、利き腕のせい。

外出を控え始めて、どれくらいの時間が経っただろうか。朝の品川駅に始まる人通りチェックは、昼の浅草、夕方の渋谷とルートが出来上がっていて、バラエティ番組で息抜きをしようにも「※3月上旬に撮影されたものです」というテロップで現実に引き戻される。簡単な事って勘違いをしていたら判断誤って後ろを振り返るんだ何だっていつも近道を…

インタビュー

「作品は、お客さんと一緒に作るもの。」県内唯一の公認似顔絵師が思い描く未来

— お父さんとお母さん、今年で結婚50周年みたいさねぇ…。今年の2月ごろ、実家の母と電話をしているときに、そんな話になった。つまり私の祖父母になるわけだが、なんと半世紀もの間、苦楽を共にしているらしい。孫の私が25歳なのだから当然と言えば当然かもしれないが、半世紀という言葉で表現すると、かなりの年月を感じざるを得ない…