– To play is the key to happiness ! –
エッセイ
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【第11話】Team History 2011-2019

募った想いを一通り話して、健斗はしっかりと耳を傾けてくれた。健斗たちだけが悪い訳ではなく、上手く分散できなかった自分にも責任があった。結局、毎熊と衝突したときから何も変われていなかったんだと痛感した。抜けるところで力を抜けず、抱え込んだ不安を、責任感を盾に振りかざしていた。

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【第10話】Team History 2011-2019

開幕戦で白星を飾り、幸先の良いスタートを切ったチームだったが、相対して練習の参加率が極端に減り始めた。この時は気付かなかったが、ほとんどのメンバーが「1シーズンを戦い抜いた」ことで慢心し、熱が冷めきっていたような状況に陥っていた。

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【第9話】Team History 2011-2019

最終ピリオドに入っても状況は変わらなかったのだが、3点差をつけられたタイミングで健斗が放ったミドルシュートのこぼれ球を宏嗣がなんとかゴールにねじ込み1点差に詰め寄ると、続く相手の攻撃を宏嗣がわずかに触ってカット。ルーズボールを拾った和也が矢のようなボールを前線に送ると、走り出していた健斗がそれに反応した。ここで事件が起こる。

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【第8話】Team History 2011-2019

積極果敢なプレスと精度の高いスリーポイントという両翼を、RADWIMPSに削ぎ落されてしまったのだ。上野の脳内では「いいんですか?いいんですか?試合投げ出してライブはいいんですか?いいんですよ、いいんですよ。」と、意気揚々としたメロディが流れていたに違いない。体育館を後にする上野の表情は、それはもう満足そうなニヤけ面だった。

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【第7話】Team History 2011-2019

紅白戦も終盤に差し掛かったところで、なんと敦志が足首に怪我を負ってしまった。シューズを脱がすと赤く腫れあがっていた。敦志はリーダーシップがあり、リバウンドにもよく絡んでくれる、チームにとって欠かせない存在だったのだが、戦線離脱することになってしまった。本人の足も痛かったと思うが、チームとしてもかなりの痛手だった。

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【第6話】Team History 2011-2019

なんてストイックな姿勢なのかと感心した。
…と言うのは後日の話で、あろうことか酔っ払ったこの4人は、不覚にも「意識高いわ!!」と電話越しに高らかに笑っていたのである。どの口が言うと揶揄されるかもしれないが、頑張っている人を笑うような不謹慎な野郎どもはすこぶる許せない。

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【第5話】Team History 2011-2019

この頃のメンバー構成は、HYT発足時と比べると経験者が大多数を占めていた。紅白戦のレベルも発足時よりも遥かにレベルが上がっていて、その環境で際立ってくるのは、もちろんバスケ未経験者だった。
このチームにいる未経験者の代表格が他でもない、あそふくメンバーである村崎だ。

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【第4話】Team History 2011-2019

第3話はこちら 2013年10月。HYTの活動が休止してから約半年の月日が経過していた。 それぞれが …

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【第3話】Team History 2011-2019

対外試合を行ったことのないこのチームをロールプレイングゲームの主人公に例えると、この主人公の成長の中にジャイアントキリングは一切ない。言うなれば、生まれ育った村の周りをぐるぐると徘徊しては、目の前に飛び出してくるスライムをひたすら倒しては村へ帰るだけなのだ。傍から見れば、完全に井の中のなんとやら。これがなかなかどうして面白い。

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【第2話】Team History 2011-2019

読者の方がもし、毎熊が悪者に映ってしまっていたら誤解しないでほしい。間違いなく、毎熊と同じだけ自分にも非があった。毎熊は、自分を許してくれてありがとうと言ってくれたけれど、こちらこそありがとう。人の意見に噛みついてばかりだった自分が、他人の意見に耳を傾けるようになった。そうさせてくれた大きな要因が、この毎熊との衝突だったことを忘れないでほしい。

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