「平戸蔦屋」創業517年の老舗が誇る”幻の銘菓”とは…?

グルメ

今回はタイトルを決めるまでにかなりの時間を要しました…。前面に出すべきは”歴史”か”銘菓の名前”か、はたまた”味”か。いつもは「読んでくれたどこかの誰かが、もう1つ買ってくれたら嬉しいなあ」くらいのテンションですが、今回は強くお勧めしたい!ぜひご一読いただけると幸いです。

― 訪れたのは平戸市


なんだその腹の立つ顔は。
コイツお勧めする気があるのか…?
て言うかアゴ何者かにズバッて斬られてへん?

そう思ったあなたは銘菓の写真まで全力でスクロールしてください。笑

今回は、佐世保市中心部から車でおよそ1時間のところにある県北・平戸市にやってきました。お目当てのお店がこちらです!

― 文亀2年創業「平戸蔦屋」さん


平戸の街並みにずっしりと構えたこちらのお店は、なんと文亀2年の創業から517年の歴史を刻んできた老舗です。この国の酸いも甘いも嚙み分けてきた蔦屋さんの歴史については、公式サイトでご紹介されていますので、気になる方はそちらをぜひ読んでみてください!


気品漂う店内では、名物「カスドース」をはじめとした平戸の銘菓が並びます。


ご家族やご友人へのお土産はもちろん、今すぐ食べたい!という方にはこのようにひとつひとつ包装されたお菓子も。店内でいただくこともできるみたいです。ちょっと涼みながらお茶でも…という方にはぴったりかもしれませんね。

― 様々な銘菓が並ぶ「百菓之図」


時は天保12年(1841年)、当時の平戸藩主・松浦家の三十五代煕(ひろむ)が6年の歳月をかけて完成させた「百菓之図」…。というと堅苦しい文章になっちゃいそうなので、

今から砕き散らかします。

歴史の話だけどおいしいお菓子の話だからいいよね…?

むかーしむかし、平戸にヒロムくんというえら~いお殿様がいました。ある日、ヒロムくんがいつものように三時のおやつにカステラをもぐもぐと食べていたその時

カステラは年に3回食べれればよかとけどな…。

そう思ってしまったのです。こんなワガママが許されるのもお殿様故…。思い立っては吉日とはよく言ったもので、その日のうちにヒロムくんは平戸の2人の菓子職人を呼びつけてこう言い放ったのです。

同じおやつは年に3回まで!
せっかくやし100種類お菓子つくろっ!☆

菓子職人)そ、そら無理ゲーやでヒロムくん…。

この時の菓子職人の1人が、平戸蔦屋さんだったんですね。

とんでもない妄想ストーリーを綴りましたが、ヒロムくんも言い出しっぺなので先陣切ってたゆまない努力をしたはず。お殿様ってワガママなんだよって話じゃないので、どうか皆様、広い心で受け止めてくださいまし…。笑

こうして、6年間の長い年月をかけ、極彩色で描かれたお菓子の絵と詳しい製法をまとめた百菓之図が完成したんですね。


百菓之図に記されている銘菓のひとつ「牛蒡餅」


平戸名物「カスドース」の元祖は蔦屋さんです。

― 受け継がれる意志

そして現在、百菓之図の原本をお持ちである松浦家当代・松浦章さんの監修のもと、平戸蔦屋さんでは銘菓の復元に取り組まれています。
100種類作っちゃおうぜっ☆って成し遂げることも凄いですが、幻のお菓子蘇らせようぜっ☆って蘇らせちゃうのもとんでもなく凄いことです。そんなんドラクエでしか見たことないです。さすればわが教会に100ゴールドの寄付を…!的な。

500年以上の時を刻んでも尚、進化を続けている老舗。

かっこよすぎる。

― 蘇った幻の銘菓「烏羽玉」

前置きがかなり長くなってしまいましたが、今回この平戸蔦屋さんに何を求めてやってきたのか。それはもちろん、幻の銘菓を味わいたいが故です。


高級感と素朴さという相対する雰囲気を絶妙なバランスで醸し出してくるこちらの箱の中身こそ、私が求めていた幻の銘菓「烏羽玉」です。


長崎に戻って早速箱を開封すると、平べったい楊枝と烏羽玉についての説明が記された小さな紙がそっと添えられていました。


そして姿をあらわした烏羽玉。開けたはいいものの、食べるのがもったいない気がしてそっと箱を閉じました。笑


改めて箱を開け、ひと粒取り出した私が楊枝で烏羽玉に触れると、見た目とは裏腹にかなりズッシリとした重みを感じました。これは強引に割ろうとすると崩れてしまう…!そう思った私は、楊枝を串に見立て、お団子のようにして食べることに。

そっとひと口。すると閉じ込められていた上品な甘みが口の中に優しく広がります。かなり甘いです。こういう表現をしてしまうと「甘すぎるのはちょっと…」とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、だらだらと口の中に滞留しないので、ぜひ騙されたと思って食べてみてほしいです。おそらくですが、違ったら大変お恥ずかしい限りなんですが、あんこの中に入っている黒胡麻が後味をスッキリさせてくれているんじゃないかと思います。

先の箱の紹介で「高級感」と「素朴さ」の両面を兼ね備えていると書かせていただきましたが、それは箱だけではなく烏羽玉そのものも同じだったんですね。お土産屋さんでよく見るパッケージでは、包装紙にお菓子のイメージ写真が描かれていることが多いと思うんですが、烏羽玉はシンプルなパッケージで味まで的確に表現されてます。本当に見た目から想像できる素敵な味でした。

ここまでおいしいと何粒もぱくぱくいってしまいそうですが、4粒あったので一緒に平戸までドライブに付き合ってくれた弟と、なかなか遠出の出来ない祖父母に1粒ずつあげました。私には、1粒の幸せと、おいしいと笑う家族の笑顔で充分です。

カスドースや牛蒡餅、五三焼きをはじめとした平戸の銘菓を味わうことの出来る平戸蔦屋さんの烏羽玉は、ぜひみなさんに一度は味わっていただきたい一品です!

いいこと言ったので寝ます!!!

ごちそうさまでした!!

◇今回紹介したお店について

店名:平戸蔦屋
住所:長崎県平戸市木引田町431
時間:09:00 – 18:00(年中無休)
電話:0950-23-8000
HP: http://www.hirado-tsutaya.jp/

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