「イエスマン “YES”は人生のパスワード」に心打たれた日。

あそふくの勧め

高校を卒業して社会人になった直後、それまでおよそ2年半交際していた彼女と別れた。直前まではすこぶる順調だったこともあり、恥ずかしながら親友には「俺が振らない限りは別れない」と豪語していた。その矢先の出来事であった。

気になる理由は、「〇〇くん(親友)のことを好きになったから」。そんなシチュエーションは「Yahoo!知恵袋」か「まとめサイト」でしか見たことのないファンタジーだ。つまりそんなことを疑うこともなかったわけで、現実を受け入れるまで少々時間がかかった。入社したての大切な時期の仕事も手につかず、食欲も沸かずに1ヶ月で7kgも体重を落としてしまった。何とも救いようのない、ダサいやつである。

浮かない表情で道を歩き、なんだか世間から宙ぶらりんになったような自分をどうにかしないといけないと思った私は、ダサい自分を変えるために「イエスマンキャンペーン」と自らの中で銘打った試みを始めた。

ルールは簡単で、「何事もいかなる理由でも断らない」こと。

もちろん予定が被ってしまった場合は話は別だが、いくらお金がなくても、いくら面倒くさいと思っても、何が何でも首を縦に振った。貯金が底を尽きることもしばしば。それまでは真面目で堅くて、何の面白みもない人間だったと思う。そんな友達が急にホイホイ誘いに乗ってくるようになったのである。完全に「なんだコイツ~!」状態。ジョイマンをご存知でない方はごめんなさい。笑

「プライドだけはいっちょ前、人前でボケないがポリシーのクソつまらない野郎」だった私は、このキャンペーンが功を奏したのか、はたまた潜在的なものだったのか、とにかくボケるようになった。今では、飲みに出ては人をいじり、カメラの前では普通の顔をしている方が少ない。バスの中でスマホとにらめっこしながら、LINEでもボケる。真面目なツラしてボケている。
ここまで読むと、さも「ボケる自分探し」のためにイエスと言い続けたクレイジーな人間に見えるかもしれないが、決してそうではない。内気でつまらなかった性格を変えたいと思っただけなのだ。



今回紹介する「イエスマン “YES”は人生のパスワード」では、銀行員のカール(ジム・キャリー)が前述の私のような状況に陥っているところから物語は始まる。
離婚をきっかけに何をやるにも気力を失っていたカールは、上司のノーマン(リス・ダービー)の誘いにもNO。あらゆる融資もNO。何事に対しても小さな嘘や言い訳を重ねては断っていた。そんな中、友人のニック(ジョン・マイケル・ヒギンズ)から勧誘されたイエスマンのセミナーに足を運び、「何事にもイエスと答える」という誓いを守ることで、仕事で昇進し、若い女性とキスをし、更には建物の窓から自殺を試みた男性を救うことにもなる。こうしてカールの人生は確実に変化しくことになるのだが、もちろんこの誓いを守り続けることの弊害もある。

前述の「イエスマンキャンペーン」は、もちろんこの映画にインスパイアされた故の行動である。当たり前ではあるが、この映画ほど上手くことが運べるわけでもなく、全てにイエスと答えることでいいことばかりだったわけでもない。しかし、年齢を重ねることで忘れていく好奇心と、周りの環境は自分次第で変わるということを面白おかしく思い出させてくれる、私にとっての人生のバイブルだと言っても良いくらい大好きな映画だ。

この記事を読んで、映画が気になったという方は以下のリンクからチェックしてみて下さい。答えはもちろん、「イエス」ですよね!

ちょーのでした。


スポンサーリンク
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

あそふくの勧め
長崎人たるもの、ちゃんぽんのひとつやふたつ…!

まずは青果コーナー。玉ねぎ、にんじん、キャベツ、もやしをかごに入れていきます。スタートダッシュに成功した私は、お肉コーナーで豚肉を手に入れ、サクサクとちゃんぽん麺、スープ、かまぼこを確保。残すところはシーフードミックス。買い物前に妻から仕入れた情報によると、シーフードミックスは冷凍コーナーにあるらしい。

あそふくの勧め
「キツツキと雨」役所広司が醸し出す人の魅力。

読んでくれている人によっては祖父母の仲の悪さに苦労している孫の愚痴に聞こえるだろうが、そうではない。祖母はグチグチ言いながらも家族のために働いてくれている祖父に感謝しているし、祖父だって口下手なだけで足の悪い祖母を大切に思っている。
お互いに不器用なのだ。
そして、この人間くさいやり取りが何とも面白い。

あそふくの勧め
「あいみょん」ほんのり突き刺さる歌詞の魅力。

自らを取り巻く環境を心から幸せに思えない。だけど、それを覆すようなアクションも起こせない。そういう中途半端な自分にモヤモヤするというこの気持ちは、昨今の日本人の多くが一度は抱えたことのある気持ちなのではないのでしょうか。もちろん、そうでない人もいると思うし、そういうメンタリティを持ち合わせている人を否定はしません。